「自分に都合のいい法律をつくる」について(キュレーター:薦田真理子)
投票に行かない若者は、生涯で4000万円損をしているという新聞記事を読みました。政治家が、ちゃんと投票へ来てくれるお年寄りのために、より彼らにとって「都合の良い」法律や条令を優先的につくるからです。そのシワ寄せが若者に来るため、4000万円程度は損しているんだよ、という内容。私は会社を経営している身なので「お客さんの顔見るのは当然だろうなぁ」と妙に納得してしまいました。
こうして見ると、「世の中こんなものだ」と暮らしているけど、実は「誰かにとって都合のいい」決まりごとに縛られているのではないか?と、疑問が沸いてきます。こうして、あまり政治に興味の無い私が、中田宏氏に教授を依頼するに至ったのです。
「開講にあたって」ご挨拶(教授:中田宏)
こんにちは、中田宏です。
朝、家を出て駅に向かうとタバコを吸いながら歩いている人がいる。指に挟んだタバコの位置は子ども顔の高さで怖い。満員電車に乗るとシルバーシートで若者が寝ている。お店で買い物をすると消費税が加算されるけど、国に預けた税金はどう使われているのか分らない。営業で街を歩く。マンション開発が進み緑地が減少している。公道の脇に堂々と不法投棄されている。
「どこかがおかしいぞ?」と思ったことはありませんか?
そのとき、あなたはどうしますか?
「こういう法律があれば世の中はよくなるのに・・・」「私だったらこういう仕組みをつくるのに・・・」など考えたことはありませんか?
皆さんの社会に対する率直な「?」が、社会を動かすきっかけになります。
世の中には様々な法律がありますが、法律を国から押し付けられるのではなく、「自分だったらこういう法律にする」と当事者になってみんなで考えてみませんか?
気楽に一杯やりながら、社会の「?」をディスカッションしましょう。
■ 教授プロフィール
中田 宏(なかだひろし)
前横浜市長。衆議院議員(3期)を経て、平成14年4月 37歳で横浜市長に就任。横浜市長就任当時6兆2200億円あった市の借金を、2期8年で約1兆円返済した。ごみの排出量40%削減、職員定数20%削減、入札制度の電子入札・一般競争入札制度化、違法売春街の撤廃などタブーなき改革を断行。平成17年世界経済フォーラムから「Young Global Leader(若き国際的指導者)」に選出される。平成21年6月首長連合を立ち上げ地方分権改革を牽引。8月横浜市長を退任。現在「よい国つくろう!」日本国民会議で国民運動に取り組んでいる。
第1回 【気づく】
自分たちの日常で、いまの日本で、
「どうもおかしい」こと。
ざっくばらんに話しましょう!!
■ まずは中田宏を囲んで、受講生同士の自己紹介を兼ねての懇親会(ちょっとお酒も飲んで頭を柔らかくしちゃいましょう♪)。知っているようで実は知らない、政治家って職業についても質問受け付けます!
■ 中田宏から具体的なエピソードを交えつつ、政治家という職業について、またなぜいま「自分に都合のいい法律をつくる」をテーマにしたのかをお話しします。
■ 受講者には事前課題として「身のまわりの、どうもおかしいと思うこと」を出来るだけ多く書き出して来てもらい、当日発表してもらいます。
■ 発表の内容をもとに、第2回の課題を発表します。
第2回 【考える】
さぁ「自分に都合のいい法律」を考えましょう!
そして「自分」とは何を意味しているのか、
一度立ち止まって考えてみましょう・・・
■ 前回の授業でピックアップした「どうもおかしい」ことを解決するような、新しい法律・条令を考えて発表してもらいます。
■ 中田宏が横浜市長時代に直面した「どうもおかしい」ことに、どう対処したのかなど、具体的なエピソードを交えてお話します。みなさんの【考える】ヒントになるのでは。
第3回 【動く】
せっかく思いついた「自分に都合のいい法律」。
日本のために、地域のために、何より自分のために!
実現する方法を知りたい!!
■ 2回の講義を通して、いまの日本に転がっている問題に気づき、考えたみなさん。さぁ次は行動する時です! と、言っても何から始めればいいのかわからない。そんなみなさんと一緒に、具体的な「自分に都合のいい法律のつくり方」を考えます。
■ 講義最終日は講師を含めた懇親会(打上げ!!)を予定しています。(参加費別途)
3回の授業を通して【気づき】【考え】どう【動く】のか。
ちょっと新聞の見方が変わった。疑問や不満への対峙の仕方が変わった。政治への関わり方が変わった。どんな些細な変化でも、どんな壮大な野望でも構いません。みなさんの日常が地球へさらに、良いインパクトを与えられるものにバージョンUPするお手伝いができればと願っております!!