実家を継ぐべきかどうすべきか、できることをやっていこう
農家、漁師、商店、飲食店、職人など家業をもつ家に生まれた息子(セガレ)や娘(セガール)は、「実家を継ぐべきかどうすべきか」、いつも頭の片隅にあったりします。ただ、目の前には、実家とは全く違う生活や仕事があり、その生活や仕事も楽しく、「実家を継ぐべきかどうすべきか」を考えるのは、いつも後回しになってしまいがちです。もっと正確に言うと、この問題を見ないようにしているのかもしれません。そして、いざ、この問題に向き合おうとすると、孤独で、すごくしんどい。また、向き合うタイミングを見出せないまま、時間だけが過ぎていくことも十分にありえます。
私も長野のアスパラ農家の長男ですが、まさにそんな状態でした。そうは言っても、どうしようか・・・と考えているとき、スクーリングパッドで農家の倅の2人と出会って、3人で『セガレ』を結成しました。
「継ぐ」「継がない」という決断は、今すぐにはできないけれど、東京でサラリーマンをしている自分たちができることを、とにかく、やっていこう。きっと親孝行にもなるし。「継ぐべきかどうすべきか」に、親父の野菜を販売したり、地元へ米作りツアーを実施したり、体を動かしながら向き合っていくのもありかなと。
やってみると、いろいろなことに気づきました。
・みんなで「実家を継ぐべきかどうすべきか」を話していると、このことを考えること自体が楽しくなってくるということ
・「家業を継いでも収入が厳しいだろう・・・」というのは、自分が勝手に築き上げた幻想であって、やりようによっては無限に可能性広がっているということ
・「継ぐ」「継がない」の二者択一の答えを迫られているように見えて、実は、どちらも選べるという、このうえなく幸せな環境に自分がおかれているということ
・親の働く背中を見ることが出来たというのは、実は、幸せなことで、逆に、自分の子どもに働く背中を見せることができなくてよいのだろうか・・・
それぞれの悩みを抱えるセガレ・セガールが集まって、既に『自分プロジェクト』を始めているセガレ・セガールの話しをヒントにしながら、みんなで解決の糸口を探るとともに、みんなで、おもしろいプロジェクトを作っていきながら、今日はそれぞれが進む道を決めていけそうな気がする、そんな「セガレ日和」にしたいと思います。
【対象】
・農家、漁師、商店、飲食店、職人など家業をもつ家に生まれたセガレ、セガール
・未だに「継ぐ」決断ができないセガレ、セガール
・飲み会の席で、家業のことをなかなか言い出だせないセガレ、セガール
・既に継いだがもうちょっと何かやれることあるのではと感じているセガレ、セガール
・既に継いだが、毎日、親父と喧嘩ばかりしていているセガレ、セガール
・サラリーマンや公務員の家に生まれたが、なぜだかこの講座にすごく興味がある人
・いろんな意味でこの講座に興味がある人
第1回 イントロダクション
・セガレが今までやってきたこと、今やっていること
・「親孝行いかがですかぁ~」セガレは親父の野菜を売ることから始まりました
・サラリーマンでもできる!『自分プロジェクト』を立ち上げよう!
・セガレの仕組み
第2回 「酒米農家のセガレ」と「酒蔵のセガレ」がコラボしました
ゲストスピーカー:銘酒「オヤジナカセ」プロジェクトチーム
名古屋敦さん(兵庫の酒米農家のセガレ)&廣瀬慶之助さん(茨城の白菊酒造のセガレ)
・敦さん、慶之助さんが出会い、「オヤジナカセ」ができるまでをお2人にお話してもらいます。
【課外活動】
実際のセガレの活動を実際に見てみよう。
第3回 「地元を思いっきり巻き込んでみました」
ゲストスピーカー:セガレツーリストジャパン山形米作りツアーチーム
渡沢農(みのる)さん(山形のさくらんぼ農家のセガレ) 他
・『普通の米作りツアーだったら協力しない』と、実家を継いだ兄に言われた農(みのる)さんの奮闘秘話をお話してもらいます。
第4回 「自分、2010年4月に実家に戻って家業を継ぐことにしました」
ゲストスピーカー:吉野敏充さん(山形の米農家のセガレ)
・継ぎたてホヤホヤの吉野さんに、会社社長を辞めて実家を継ぐ決意した経緯をお話してもらいます。
・継いだらまずどんなことがおこるのかお話してもらいます。
第5回 『自分プロジェクト』の構想をお披露目してみる