新しい学びの場の仕掛人になろう
■未来の学びのカタチを考える
世の中には不思議なことがたくさんあって、それを知りたいと思うのが人。教えてくれる先生がいて、学びたい生徒がいれば、プールサイドでも、公園のベンチでも、どこでも学校になる。
しかしながらこれまでの日本の学校教育では、校舎があって、与えられた問題をいかに早く解くかが重要視され、より多くを暗記し、用意された選択肢の中から効率的に1つの正解を見つけることが得意な人が評価されてきました。 そもそも問題は何なのか?どんな答えが存在しうるのか?そして自分はどうするのか?全て自分の頭で考えることが求められています。
与えられるのをただ待つのではなく、自ら求め、多様な価値観を持って、広く多角的に物事を見て、自分で責任を持って判断するための、新しい学び全体について考えていきます。

■「知」のキュレーション力を身につける
キュレーターとはそもそも美術界の言葉で、数あるモノの中から情報を収集・整理することで、独自の価値を生み出す人のことを言いました。自由大学では、みんなが知りたいことを、どう面白く学ぶか?確固たる信念を持って講義という形にまとめ企画する人をキュレーターと呼んでいます。
教授とキュレーターでは役割が大きく異なり、書籍出版に例えるならば、教えるものを持っている教授が著者で、その人の魅力を最大限に引き出し、持っている内容をある視点で面白くまとめて、人の集まる講義というカタチにするキュレーターが編集者とも言えるでしょう。編集者の腕次第で本の売れ行きが左右されるように、キュレーションの仕方ひとつで扱うテーマの奥深さや面白さが全く別のものになると言っても過言ではありません。
溢れる情報の中から時代とニーズに合ったテーマを選んで創り上げるキュレーションのチカラを身につけることで、 みんながワクワクする、世界中でここにしかない学びを創り出すばかりでなく、個性的なイベント企画やモノづくりのアイデアなどにも広く応用できます。

■チャレンジする環境は整っている
自由大学の講義企画作成を今回の5回の講義のゴールに設定し、良い企画は即講義化します。キュレーターとしての新しい働き方をすぐに実践できる場があります。そのために自由大学のノウハウを全て公開し、みなさんにお伝えします。この講義に参加したメンバーがお互いにサポートしながら、近い将来名物キュレーターとなり多くの講義を実施したり、この世田谷ものづくり学校のキャンパス以外でも自由大学の思想に共感する学びの場が増えて行くでしょう。
一生心に残る名講義を共に創る。知りたいと思う全てのことは学びの種になる。知的好奇心旺盛に学び続けることが人生を豊かにするとすれば、日本中でこのような学びの旋風を起こすことはみんなの人生を豊かにできる。つまり社会にとってもイイコトなのです。

■ 自由大学プロデューサー黒崎輝男 より
「キュレーターが、自由大学の鍵を握っている」
日本の大学は、明治維新に国家の戦略としての人材養成の機関として生まれました。しかし、そもそもの大学の起源、ボローニャで世界で初めて大学という組織が生まれたときは、富裕な商人たちが、自分たちで學びたいということで、誰に何を教わりたいかという知的欲求から生まれた事実があるのです。上からの押し付けでも、学歴取得でもない。自分の生き方、仕事に役立ち人生に役立つことを學ぶ為に出来たのです。
キュレーターとは本来、アートの世界で作家とギャラリーの所有者の間に立ち、エキジビションを成立させる役割を担う人です。自由大学では、このキュレーターが講義づくりをしています。テーマ決めと人集めなどを担当し、場所もお金のことも考えて、学びの実体を成立させる行為を担うのです。学びは色々ありますし、教える人も學びたい人もいますが、それらをテーマごとにまとめ、学びの美点を解りつつ教授と生徒をプロデュースしていく。 ここはプロとしてやっていきたいし、自由大学にとって一番重要な役割なのです。

■参加者の声
「自分の価値観、固定概念がひっくり返る」
毎週、頭をフル回転させる時間を持てたのが楽しかった。
今までの思い込みを1回壊されたこと。
帰り道は頭のなかがごちゃごちゃになりました。
「心に残る言葉がたくさんある」
感動して心に残っている言葉はたくさんありました。
「豊かさとは何だ」「美意識を持つ世界観」「新しい価値をつくる」...
これらの単語を紐解き、考えることも大いに価値があると感じました。
「仲間との出会いがある」
グループワークを通じて、普段接している同僚や友人とは違う視点をたくさんもらえた。一人で魅力的な講義をつくるのは難しい。キュレーションの意味を共有した者同士、アイデアのブラッシュアップを続けていきたい。
■こんな人が対象です
・知のキュレーション力をつけたい人
・面白いコトを仕掛けたい人
・自由大学キュレーターの仕事をしたい人
・2足のわらじ的働き方、生き方を実践したい人
・新しい学びの場を創りたい人や自治体の人
第1回 キュレーションの原点を知る
教授:山本豊津( 日本初の現代美術画廊 東京画廊オーナー)
そもそもキュレーションとは何か?
美術と国家戦略
キュレーターに必要な素質
ユニークな視点や発想、自分の軸を持つには
第2回 学びの原点と新しい学びを考える
教授:黒崎輝男(自由大学創立者/プロデューサー)
大学の起源から学びの原点に迫る
自由大学の思想
キュレーターの重要性
第3回 ここにしかないオリジナルを創る
講師:和泉里佳(自由大学学長2011)
しっかりとした信念と第三者の視点
柔軟なアイデア発想
具体的なテーマ設定
はっきりした価値づくり
予算組み
第4回 共感を呼び、人を集める
講師:深井次郎(自由大学ディレクター/自分の本をつくる方法教授)
共感に繋げる講義内容、文章ビジュアルの表現
ゴールを設定する
タイトルやキャッチコピーの存在感
テーマに合った情報の伝え方や広げ方を考える
第5回 プラン発表 実践へ
講義プランの発表と評価
講義化に向けたブラッシュアップ会議
良いアイデアはすぐに講義化します