教授:塩津丈洋

キュレーター:明石優


日 程 ]

土曜日
10:30 - 12:30
3/10, 3/17, 3/24, 3/31, 4/7(全5回)
※開講日程が変更となりました。

開講決定日 ]

3/3(土)

受 講 料 ]

28,000円
器や材料費として毎回別途2,000円かかります

会場 ]

IID 世田谷ものづくり学校 118教室

公式コミュニティ ]

レポート ]

自分らしいライフスタイルにもつながる盆栽作り(これまでのレポートまとめ)

おすすめ講義 ]

自分で育てる野菜ガーデンでグリーンな生活『たべる花、みる野菜。』
農、食、買い物から日々の生活を考える『TOKYO 農 LIFE ~買い物がてら畑まで~』
クリエイティブな段取り上手になる『乾物のある生活』

講義内容 ]

育てよう緑の小宇宙、盆栽の世界。

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今、このような盆栽を自分の生活に取入れる人が増えています。小さな鉢の中でひとつの世界を表現する盆栽。緑と空間のバランス、絶妙な世界観など、盆栽の魅力を存分に味わいながら、もっと身近で、パートナーのように植物と永くそして気軽につきあっていく方法を、楽しみながら学んでいきます。

この講義では、盆景、盆栽、苔玉、寄せ植え等、様々な技法や思想を踏まえ、毎回テーマに合わせて実際に創作し、自分のつくった作品を持ち帰ることができます。そして植物のプロに、大切な植物を育て共に暮らしていく上での専門的な知識技術を修得し、現代の生活様式にあった新しい自然美表現を目指します。

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■日本の文化「盆栽 BONSAI」を楽しもう
日本人の植物を愛でるという文化は古く、日本に現存する最古の和歌集「万葉集」の中にはもう既に植物のことが記されていました。さらに平安時代に中国から「盆景」という園芸技法が伝わり、日本人の手によって独自の進化を遂げ「盆栽」という自然美表現が生まれ、今なおその技術は職人達の手によって磨かれ、世界に誇る伝統文化として発展してきたのです。

厳しい生育環境により根が大地から露出している姿を「根上り」
海岸や渓谷等の険しい崖に生える姿を思わせる「懸崖」
強い風に吹かれ 幹も枝も一方向に流れているさまを現す「吹流し」

盆栽は様々な技法を駆使し 一本の木からその背後に広がる景色まで感じ取れるように、小さな鉢の中にどこまでも広がる雄大な大自然を創りだします。また 表現技法だけではなく植物を永く管理する上での栽培技術も素晴らしく、現在でも樹齢100年を超す盆栽が数多く存在しています。小さな鉢の中に宇宙を創りだす盆栽、その楽しみ方を学ぶとともに、各自の人生観を映し出すような盆栽を自分の手でつくり、育てていきます。

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■双方向+横の繋がりもできるワークショップ
植物を枯らしてしまった経験は誰にでもあるもの。水やりの頻度や分量はどのくらい?直射日光は避けた方がいい?1日に何時間くらい光を当てればいい?風通しは?肥料やお薬は?植物を育てるときに出てくるたくさんの疑問。本やインターネットで調べても分からないような微妙な具合も、その道のプロが植物のお医者さんとして丁寧に教えてくれます。また、毎週一緒に盆栽をつくって家に持ち帰り、1週間後の様子を報告し合うグループワークを通して、植物にとって快適な環境を考え、相談し、成長を讃え合う仲間が増えます。

様々な芸術にも言えることですが、盆栽には完成がなく、生きる芸術作品として毎日進化、変化し続けているのです。ちゃんと手入れさえしてあげれば、小さな植物があなたと同じぐらい永く生きてくれるのです。


■このような方が対象です
・植物が好きな方
・植物を永く育てたい方
・日本の園芸文化に興味 関心をお持ちの方
・植物を用いた新しい表現方法を考えている方

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■教授塩津丈洋さんより
わたしの講義は、伝統的な盆栽を学ぶこととは少し違うかもしれませんが、まるでお茶を飲むように、特別なことではなく身近でより自然に植物と触れ、楽しめる授業にしたいと思っています。

皆さんは盆栽と鉢植えの違いをご存知ですか。盆栽と鉢植えとの一番の大きな違いは、その鑑賞目的にあります。盆栽は、植物が創りだす自然美やその背景にある情緒を鑑賞するものであることに対し、鉢植えはその花や葉、枝の植物の姿の美しさを鑑賞するものと言われています。

小さな盆栽が、無限に広がる宇宙のように深遠広大な世界を創りだすのです。このような話を聞くと難しく考えてしまう方もいるかもしれませんが、そのようなことは一切ありません 植物が好き という気持ちがあれば大丈夫です。触れ、知ること。まずはそこから一緒に始めてみませんか。

盆栽の魅力のひとつである器も、日本各地の陶芸家が新盆栽学のために制作します。それを使って5回の講義では毎回盆栽作品を制作し、持ち帰ります。

講義計画 ]

第1回 自然を愛でるという心(日本の文化)を知る 〜みんなでつくる枯山水〜
盆景・盆栽・庭園・生花、様々な園芸文化を知り、人間と植物の関係性を考える
実際に小さな 坪庭 (枯山水) をつくり景色というものを学ぶ
(植物選び 土づくり 植え込み方法 管理方法)

第2回 緑の小宇宙を感じる 〜小さな惑星 苔玉づくり〜
現在 日本に生育する様々な苔について学ぶ
苔玉 という 特殊技法 を実際につくり学ぶ
(植物選び 土づくり 植え込み方法 糸の巻き方 管理方法)

第3回 日本の四季を知る 〜季節の植物による寄せ植え〜
春夏秋冬 日本の四季の植物を学ぶ
季節によって異なる植物の管理方法を学ぶ
季節の植物を用いた寄せ植えづくり
(植物選び 土づくり 植え込み方法 管理方法)

第4回 一木に大地を見よ 〜一本立ちによる景色づくり〜
盆栽を見るうえでの最も大切な心構えを学ぶ
実際に一本の植物で 深遠広大な景色を表現する

第5回 自ら見つける新しい自然美表現 〜人間と植物の今後〜
様々な 植物 鉢から選び組み合わせオリジナルの自然美表現を創り出す
植物を管理育成するうえでの総合的な知識 技術を専門的に学ぶ

卒業課題:これまでに学んだことの集大成として、自らの哲学のもと今後の植物と人間との関わり方を考えた盆栽を制作します