ポートランドにクリエイティブクラスを探る旅
世界の危機を乗り越えるのは、最近勃興しつつ有る創造階級(Creative Class)という人々によると言われています。それらの人々は自由を尊び、新しいアイデアや技術コンテンツの創造を通し、社会を牽引し始めています。そんな人々を育てる創造都市Creative Cityと呼ばれる都市環境はどのようなものから成り立っているのでしょうか。美味しいレストランがあり、インスピレーションを刺激する環境があり、グリーンでデザイン性に溢れた都市はどのように創られていったのでしょうか。

アート、デザイン、農業、自転車、グリーンな環境と情報発信、クリエイティブクラスを生み出す要因は何なのか?自由大学ではクリエイティブ都市論を展開し、そのヒントを世界有数のクリエイティブ都市の数々に学びます。そして実際に旅を通じて実習する機会を作ります。まずは、ポートランド編として今回の特別講義と旅をスタートしました。その後、香港編・ストックホルム編・シドニー編などを企画していきます。どの都市へのアクセスも他では実現できない、強い繋がりを持った旅が待っています。そして旅の前に講義で知見を深め、何をどういう風に見るのか?という視点を入れていくことで、旅は全く違った体験になっていきます。これからのクリエイティビティの潮流を肌で感じることで、新しいプロジェクトや起業のアイデア・きっかけを探っていきましょう。

アメリカで29番目の人口都市であるにも関わらず、NIKEやワイデン+ケネディを始めとした世界に誇れる企業やカルチャーが生まれ続けているインディペンデントなクリエイティブ都市ポートランド。美味しいコーヒーショップがなければ自分たちでローストして創ればいい、カッコイイ自転車がなければ自分たちでセルフビルドして創ればいい、といつもクリエイティブなDIY精神で、大都市経済に流されず自立した存在感が凛々しい都市ポートランドに、クリエイティブクラスのヒントを学びます。
■クリエイティブクラス とは
従来の富裕層対貧困層、資本家対労働者といった枠組みに収まらない新たな社会的、経済的階層。文化的な多様性と寛容性に富む自由な環境を好み「クリエイティブ」な価値観に沿って行動する、創造的で革新的な知識労働者を指す。こうしたクリエイティブクラスは従来の職業区分を横断して存在し、世界的な産業構造の変化の中で、その生産活動と消費活動を通して新たな経済発展の原動力となっている。アメリカでは国内労働人口の約30%を占め、その平均年収は48,762ドル(全米平均31,571ドル)に及ぶ。(1999, Occupational Employment Statistics Survey, Bureau of Labor Statistics, Department of Labor)クリエイティブクラスが多く集まる都市には、Technology(技術), Talent(才能), Tolerance(寛容)をキーワードに、ハイテクノロジー、IT、金融、アート、デザインなどの高付加価値産業が集積するという共通点がある。
第1回 クリエイティブ都市と旅
創造的で革新的な知的労働者クリエイティブクラスが次々と生まれている都市の状況や暮らし、旅について考えを深め、シェアしていきます。
第2回 世界に見る創造都市論
世界の中でクリエイティブシティと言われる都市を見て比較しながら、その環境や条件、人々の生活、仕事、カルチャーなどの要素を探っていきます。
第3回 環境先進都市ポートランド ゲスト:吹田良平さん
「グリーンネイバーフッド 〜ポートランドにみる環境先進都市のつくり方とつかい方」著者で、㈱ア−キネティクスを設立し、商業開発、都市開発の計画策定を中心にカスタムパブリッシング事業もされれいる吹田さんと環境先進都市ポートランドについて考えます。
第4回 ユースカルチャーとグリーンシティ
自転車やカフェ、デザイン、アートなどポートランドのユースカルチャーや、ファーマーズマーケットなどに見る農&食ライフスタイルについて、現地の写真や映像を交えて体感し考えます。
第5回 クリエイティブ都市とこれからの自分
旅を終えて、何を見つけたのか?何が変わったのか?クリエイティブ都市への旅で得られたインスピレーションと未来についての感覚をシェアしましょう。
クリエイティブクラスを探る旅 ポートランドプログラムは、3/23(金)、3/24(土)の現地集合・現地解散のプログラム。講義のみの参加も可能です。